フルマラソンにエントリーした理由。

「一生に一度はフルマラソンにトライしてみたいな。」そう思ってどれくらいだろう。夢に向かってチャレンジする友人をみていたら、ふとそのことを思い出しました。

「いつか」は一日でも若いうちの方がよいかもしれない。「自分の想いを叶えてあげたい」想いが膨らみ、エントリーボタンをポチリ。エントリーしただけでなんだかすごく満足感を感じました。

身体の錆びつき具合を自覚

体を動かし始めて、自分の中のイメージと現実のギャップに唖然としました。「えと…どうやって走るんだっけ」そんなレベルからのスタートです。そんな人が半年後にフルマラソンの大会に出てもよいのでしょうか？！

あと半年しかないこともあり、ジムで筋トレとジョギングをコンスタントに始めました。

運動習慣をつけるのに環境は大切だとあらためて気が付きました。運動することが当たり前の環境に身を置くことで、無理なく続けることができるからです。

しかし！私の錆びついた体はその急激な変化についていってくれませんでした。

一ヶ月半はどすると、もともと弱い腰が痛み始めました。オーバーワークに気づき、ペースダウン、そして休養。すごろくでいう「一回休み」です。

その後、少しずつ体は回復し、ジョギングが習慣化してきました。

走る環境を作る

そうこうしているうちに、大会まであと3か月半となりました。一人では頑張れないかも！と思った時、ランニングチームが毎週一回練習会をされている情報をキャッチしました。

「ちょっと覗きに行ってみよう」そう思い、夜練習しているというグラウンドに見学に行きました。

すると学生の部活を思い出すかのようなスピード練習をされている様子。「これは無理だ！」そう思いそっと去ろうとしたのですが、親切な方が声をかけてくださりご挨拶。「自分のペースでいいよ。一緒に走ろう！」と仰っていただき、参加できる時にご一緒させて頂くことになりました。

その後コロナにり患し、2週間ほど練習できない時期もありましたが、行ける時はジョギングで参加させていただきました。とても素敵な皆様で、ご一緒させて頂き心から感謝です。運動する環境を作ることは、継続する上でとても大切だとあらためて思いました。

本番の目標

そしていよいよ明日がフルマラソン大会となりました。

今回の目標は「自分と仲良く、走ることを楽しむ」です。元気にスタートラインに立てること。自分のペースで走ること。体を壊すような無理はしないこと。

大会を運営してくださる方や応援してくださる方、そしていつもお世話になっている自分の体に感謝しながら走りたいと思います。今回20kmまでしか走っていないので、それ以上は未知です。とりあえず10㎞、次20㎞、という具合に走れるところまでがんばろうと思います。明日はどんな体験ができるのでしょうか。

前日に思うこと

かなり計画性のない無謀なチャレンジ。今思うのは「エントリーしてよかった」ということです。

そのお陰で、体を動かす習慣ができました。日常生活はもちろん、出張先でもシューズを持って行って走るという選択肢が増えました。そして走ることを通じて出逢った方や、走ることが共通の趣味で仲良くさせてもらっている友人と一緒に走ったり、応援しあったりすることがとても嬉しいです。

また知っているはずの場所も、車ではなく自分の足で歩いたり走ったりすることで、日々新しい発見をしています。そしてそんな景色を毎日感動できる気持ちを保てていることが有難いです。

「運動は脳に効く」というのは本当です。体はもちろん、心も整えてくれます。

記事を読んでくださっているあなたも、一緒に体を動かしてみませんか。