春先に心身のバランスが崩れる理由

-2021年03月24日-

こんにちは。柏田ひろみです。

春は、寒暖の差や花粉症などで体調悪くなる人が多くなります。
寒かったり暖かかったりすることで、自律神経が乱れていると思うのですが。

「きっとそのことにも理由があるのではないか」と考えました。
以下、私の仮説です。

春先に心身のバランスが崩れる理由


①冬にため込んだものを手放すため
②恒常性を強化するため
③がんばりすぎの防止
④体への感謝をする機会
⑤生きていることは当たり前でないことを思い出す

①冬にため込んだものを手放す

寒さに耐えるために、体は寒い時期できるだけエネルギーをため込む習性があります。
しかし暖かくなってきて、体の機能が目覚め始めると、内臓の排出機能が高まります。
古来からヒトは、春に芽吹いてくる野草を食し、体の中の排出機能を促進したとも聞いたことがあります。

②恒常性を強化するため

物理学的にみると「揺らぎがある」というのはとても自然なことです。
心も体も、常に固定していない状態が本来ではないでしょうか。
そして、私たちの体の中には「恒常性」というバランスを保とうとする機能があります。
季節の変わり目に体内で自律神経がいつもに増して揺らぐことによって、本来持っているバランスととりたいという機能が活発になるという可能性があるのではないでしょうか。
「ブレて中心を知る」ブレたことによって、本来の中心へ向かうとすれば、それは必要な出来事ともいえるのではないかと思います。

③がんばりすぎの防止

季節の変わり目に体調を壊す原因として、普段からの寝不足や疲労が考えられます。
体が症状として教えてくれることによって、休むきっかけができたら大病を避けることができるのかもしれません。
季節の変わり目に寝込まないためにも、普段からのオーバーワークにも気を付けましょう。

④体への感謝をする機会

元気な時はなかなか体に感謝しにくいものです。
しかし体調を崩すことによって、元気な状態が当たり前ではなかったことに気が付きます。
症状が出ることは苦しいですが、普段休みなく働いてくれている身体に感謝する機会にもすることができます。

⑤生きていることは当たり前でないことを思い出す

これは④からの流れです。
元気なことが当たり前ではないこと同様、そもそも今生きていることは当たり前ではありません。
生まれた以上必ず命が終わっていく生物としてのヒト。生まれたことさえもものすごい確率を潜り抜けてきた私たち。時には命の不思議を想い、生きていることは当たり前ではないことを思い出すこともお勧めです。

四季のある国に生まれた日本に住む私たち。
季節を味わい楽しみながら、内側の季節の巡りにも想いを馳せてみませんか。